行動指針:本質を見極め素早く行動する
HITOWAフードサービス
アシステッドリビング稲毛
ゼロからのミッション実行
HITOWAフードサービスでは介護施設や保育施設などさまざまな事業所にて食事サービスを提供している。有料老人ホーム「アシステッドリビング稲毛」も数ある事業所のひとつだ。
HITOWAフードサービスが担当することになった2020年、チーフとして配属されたのが彼だった。「食事サービスを提供していくにあたって大事なのは、スタッフが個人プレーではなく、チームプレイで取り組むこと。まずはチーフとして既存のパートスタッフたちと信頼関係を築いていくところから始めました」信頼関係の構築と並行して取り組んだのが、仕事の進め方の見直しだった。
「HITOWAフードサービスでは調理工程を分担していくスタイルを取っているのですが、配属当初はひとつの調理工程を複数名が担当していました。それはそれでメリットはあるのですが、どうしても時間がかかってしまうので……」
より効率的かつ安全・安心に業務を遂行していくために、HITOWAフードサービスのやり方や考え方を定着させること。それが最初のミッションだった。
不安の中でのチャレンジ
「いや、、はい、、わかりました」
パートスタッフに調理工程を分担するように指示を出すと彼女たちは戸惑った。それもそのはず。今までは複数名で担当していた調理工程をひとりで担当することになるのであれば、パートスタッフひとりあたりの負荷も増える。こちらの考えに理解を示してはいるものの、戸惑いを感じているのはあきらかだった。
「やってもらうからには、自分が率先してやらないといけない」
手を緩めるわけにはいかなかった。彼は自ら率先して調理場に立ち、自分の担当だけではなくパートスタッフのフォローにも取り組んだ。そして同時にパートスタッフとコミュニケーションをとる機会を増やした。
「コミュニケーションというほどのものではないかもしれませんが、いわゆる雑談ですよね。知らない人間の指示は素直に聞けないと思うので、世間話を通じて、じっくりと関係性を深めていきました。パートスタッフのフォローだけで1日が終わることもありましたよ」
そうして彼は、来る日も来る日もパートスタッフのフォローやコミュニケーションに時間を費やした。
1年かけて、不安は自信に
地道にパートスタッフたちと向き合い始めて1年が過ぎた。変化が見え始めたのは、この頃だった。
「ひとりで調理を担当するパートスタッフが目に見えて増えてきたんです。最初は戸惑いを見せていたパートスタッフたちも、自信が芽生えてきたのか前向きに取り組めるようになって」
時間はかかったものの、彼の想いが着実に伝わっていたのだった。また、パートスタッフ間の結束力の強さもプラスに働いていた。
「“自分の担当だけやっていればOK”という感じではなく、お互いちゃんと助け合ってくれるんですよね。僕が指示したわけではなく、自発的に。彼女たちの仲間を大切にする気持ちには、すごく助けられています」
何より事業所の責任者や入居者から「美味しかった」「ありがとう」と感謝の言葉をかけられる機会は格段に増えた。彼らにとって自分たちの存在意義を感じられる瞬間だった。
2021年度、最優秀事業所に輝く
「アシステッドリビング稲毛」はHITOWAフードサービスの2021年度最優秀事業所に輝いた。売上、利益の高さだけではなく、施設責任者や入居者からの評価、パートスタッフの定着率などを総合的に判断した結果だった。
「自分のやってきたこの2年間が実を結んだ気がして、すごく嬉しかったですね」と顔をほころばせる。そしてその結果を一番喜んだのは、何よりパートスタッフたちだった。日々の頑張りが評価されたことで、その後の仕事ぶりもより良くなっていった。
最後に良い職場環境をつくるための秘訣をこう明かした。
「なんといってもパートスタッフの団結力の強さです。もともとチームワークのいい組織でしたが、担当制を取り入れることでよりお互いに助け合うようになりました。仕事なので大変なこともあるけど、『明日も頑張ろう』と思える組織をつくっていきたいですね」
事業理念に掲げる「喜びの瞬間の創造」を目指して。彼らはワンチームで向き合っていく。
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