簡単!夏休みの自由研究にぴったり!「卵の殻がレモンでとける!? 」~実験ついでにおうちをピカピカに!~

家族とくらし

簡単!夏休みの自由研究にぴったり!「卵の殻がレモンでとける!? 」~実験ついでにおうちをピカピカに!~

お盆休みに差し掛かり夏休みも残りわずかですが、お子さんの宿題は進んでいますか?

夏休みの宿題の中でもなかなかテーマが思いつかず、つい後回しにしてしまいがちな自由研究。

本稿では、実験が簡単にできて、ついでにおうちを楽しくピカピカにできる夏休みの自由研究のテーマをご紹介します!

卵の殻がレモンで溶ける!?簡単!自由研究

使うもの

使うもの

  • 卵の殻
  • レモン
  • 容器
  • ※容器はどのようなものでも構いません。今回はプラスチックのコップを使用しています。

容器に卵の殻を入れ、レモンの果汁をかけて観察します。

①容器に卵の殻を入れ、レモンの果汁をかけて観察します。

観察の際は変化の様子をカメラで撮っておくと自由研究としてまとめやすくなります。

しばらくすると殻の表面にたくさんの気泡が付きます。

②しばらくすると殻の表面にたくさんの気泡が付きます。

1日程で殻が溶けてなくなり、薄皮だけが残ります。

③1日程で殻が溶けてなくなり、薄皮だけが残ります。

※変化が感じられない場合、古いレモン果汁を捨て新しいレモン果汁を追加するか、レモン果汁を似た性質を持つお酢に変え試してみてください。

卵の殻がレモンで溶ける仕組み

卵の殻の主な成分は、「炭酸カルシウム」です。そして、レモンには「クエン酸」という成分が含まれています。

「炭酸カルシウム」と「クエン酸」が反応すると、「二酸化炭素」「クエン酸カルシウム」「水」に変化します。②で殻の表面にたくさんの気泡が付いたのは「二酸化炭素」が発生したためです。また、「クエン酸カルシウム」は水に溶けて目に見えなくなってしまいます。

卵の殻の主成分である「炭酸カルシウム」が「二酸化炭素」「クエン酸カルシウム」「水」に変化したことで、殻が溶けて無くなったようにみえるのです。

実は同じだった!卵の殻と水垢の成分

お風呂の鏡やキッチンの蛇口などの白くてモヤモヤとした汚れ「水垢」は、水道水に含まれる「炭酸カルシウム」が固まってできたものです。つまり、卵の殻と同じ「炭酸カルシウム」が主な成分の水垢は、「クエン酸」であるレモンで溶かすことができます。

水垢汚れをレモンで落としてピカピカに!

使うもの

使うもの

  • レモン
  • ラップ
  • タオル(ウエス)2枚
レモンの果実部分を水垢がついている部分にこすりつけ、果汁を塗布します。

①レモンの果実部分を水垢がついている部分にこすりつけ、果汁を塗布します。

レモンは料理で使った残りなど、新しいものでなくても構いません。

レモンを塗布したらラップで包み10分ほど放置します。

②レモンを塗布したらラップで包み10分ほど放置します。

包んでいたラップをはがした後クシャクシャに丸めて、レモンを塗布した部分を磨きます。

③包んでいたラップをはがした後クシャクシャに丸めて、レモンを塗布した部分を磨きます。

ラップには弱いながらも汚れを削る力があるため、レモンの力で溶けて浮き上がった汚れを取り除くスポンジになります。

湿らせたタオルで水拭きした後、乾いたタオルで乾拭きをして仕上げます。

④湿らせたタオルで水拭きした後、乾いたタオルで乾拭きをして仕上げます。

水垢で白く曇っていた水栓がピカピカに!

水垢で白く曇っていた水栓がピカピカに!

夏休みの自由研究をしながらお子さんとお掃除ができちゃう一石二鳥のテーマ、ぜひお試しください!

今回、記事の監修を担当したおそうじ本舗の尾崎さんをはじめ、HITOWAグループが提供する各サービスの「プロ」の知恵や技術、また提携メーカー企業や大学・研究機関などの専門的な知識を取り入れた質の高い日常の家事やお掃除など、毎日のくらしをサポートする様々なお役立ち情報を「くらしスタイル研究所」(https://osoujihonpo.com/lab/ 別ウィンドウで開きます)でご紹介しています。ぜひご覧ください。

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